ホームカラーとサロンカラーの違いとは?

2019-10-31

自宅でできるヘアカラーは、美容院に行く時間がない!というときでも気軽に買えてすぐできる、子育て中の方や毎日忙しく過ごしている方にとって便利なものですよね。
しかし、思った髪色にならなかったり、明るくなりすぎて困ったり、ムラができてしまったり、デメリットも多いです。
ホームカラーとサロンカラーの違いとはなんなのでしょう?

 

【ホームカラーとサロンカラーの違い】

・泡カラー

ホームカラーの種類でよく販売されている泡カラーですが、美容院ではメニューは存在しません。
泡カラーは薬剤の中に泡立つタイプの界面活性剤が多く使われているので、振ると泡立つという仕組みです。
泡になった薬剤は塗りやすく、後ろの見えない部分でも楽に使えますが、界面活性剤には成分の浸透を強くしてしまう効果があるのが注意点です。

・薬の強さ

市販のヘアカラーを試した方は知っているかもしれませんが、カラー剤を作るときはまず1剤と2剤の薬剤を混ぜ合わせます。
これを髪につけてカラーリングをしていきますが、市販のものと美容室のものでは、薬剤の強さが違います。
1剤が髪に色素を入れる役割をし、2剤がブリーチ要素の酸化染料となります。

この2剤に含まれる過酸化水素の濃度が、市販のものと美容院で使うものとで異なります。美容院では髪の状態を考え、使い分けてカラーリングしていきます。
例えば傷んで既に色がついている毛先は弱めの濃度で、根本はしっかり色を入れるため濃いめの濃度で、と調整しています。
市販のものは調整できず、誰でもムラなく染めれるように、と考えられているので一定の濃度で作られています。
そのため、傷んでいる毛先にも強いダメージを与えてしまうのです。

 

【ヘアカラーの注意点】

繰り返すヘアカラーによってアレルギー反応を起こす場合があります。

・ジアミンアレルギー

ヘアカラー剤に含まれる酸化染料が「ジアミン」と呼ばれます。腫れ、かぶれなどの症状に注意しましょう。

・アルカリアレルギー

ヘアカラーに含まれる成分で、アルカリ剤とも呼ばれるアンモニアやエタノールアミンで反応が出るかもしれません。
染め始めてすぐにピリピリするといった刺激を感じる症状は注意しましょう。
また、ヘアカラーの放置時間は記載された時間を守りましょう。
色を明るくしたいからと言って放置時間を長くしても、髪に色が入るわけではありません。ただダメージを受けるだけです。

髪の毛は、ダメージが強すぎるとまっすぐな状態を保てなくなり、縮れたようになります。この状態を、専門用語で「ビビる」と言われます。

この状態になってしまうと、修正が困難となりますので、絶対にやめましょう。

 

【サロンカラーがオススメ】

ホームカラーのメリットもありますが、美容院でプロに染めてもらう方が手間もかからず、アレルギーやダメージの心配を抑えて、確実な仕上がりという安心感があります。髪の毛がビビってしまう状態は避け、おしゃれなカラーリングを楽しみましょう。

 

投稿者   高橋